表題の作業をしたところ、大きな音質改善効果がありましたので、書きたいと思います。
これまで、NUCにSSDをUSB接続してローカル音源を使用していました。
SSDには、以前JRiver MCでリッピングした音源と、購入したハイレゾ音源と、Roonでリッピングした音源が入っています。
Roonのサポートページには、NUCにUSB接続されたものがない方が良いことが書かれています。ですが私は、そんなに大したことではないだろうと勝手に思っていたのと、SSDをインターナルストレージ化するのが、なんとなく億劫で放置していました。
今回、思い立ってトライしました。ところがこの作業は思ったより大変でした。作業としては、
@ SSDのデータを別のドライブにコピーする
A SSDをNUCの中に接続してフォーマットする
B コピーしたデータをSSDに再コピーする
の3つです。
やり方を下調べもせずに突入したものですから、何度もグーグル検索することが必要でした。特にオリオスペックさんのSSD増設手順を記載したページが大変参考になりました。
これで@Aまで出来ました。
作業Bは、すでにSSDがLAN接続されたIntel NUC内にあるため、コピーされたデータの入ったドライブからSSDに戻すために、USB転送はできません。PCでネットワーク上のNUCを見つけて、LANケーブル経由でそこに転送する必要があります。
ですが私は、やったことがなく、おまけにネットワーク上のデバイスがPC上で表示されないというトラブルがありました。これもグーグル検索して、ネットワークに表示されるようにしました。これで、なんとか作業が完了しました。
音質。
これまで、Qobuzのストリーミング音源の方がローカル音源より音が良かったのですが、NUCの内蔵音源となったことで、対等に渡り合える音質になりました。特に購入したハイレゾ音源とRoonOSでリッピングしたものがとても良く、解像度など素晴らしいです。音の淀みもなくなりました。
購入した坂本龍一asyncは、細かい音が非常に多い音源ですが、すべて聴こえているんじゃないかと思えるような解像度やS/N比の高さです。
このことは、不思議というかやはりというか、ストリーミング音源についても同じ音質向上効果がありました。
今回、タダでできた作業ですが、大きな効果があり、ローカル音源も本気モードで使えるようになったことは大変に有益でした。
2022年12月09日
2022年11月02日
iFi audio NEO Streamレビュー
このたび、2022年9月26日発売のNEO Streamを導入しましたので、レビューしたいと思います。
NEO Streamは、ネットワークプレイヤー、ネットワークトランスポート、ストリーマーなどと呼ばれる製品です。私も愛用していましたZEN Streamの上位機にあたる製品です。

機能的にZEN Streamと違うのはDACを内蔵していることですが、この製品の注力しているところは、おそらくZEN Streamと同じくデジタル出力で、トランスポートとしての役割だと思われます。
特筆すべきこととしてNEO Streamは、通常のRJ45端子によるLAN接続だけでなく、付属品として光メディアコンバーターがあり、付属の光ケーブルを直接本体に接続できるのです。
このような光変換は、これまで専用の高額な機器が発売されており、普通の人が簡単に導入できないようなものでした。光アイソレートの効果は噂で聞いて、うらやましいなあと思うことしかできませんでした。
しかしこの製品は、その機能を付属品という形で提供してくれたのです。すごいことです。
なお、写真の黄色の長い光ケーブルは、オーディオショップさんが付けていただけたもので、付属品よりも音が良くなるのです。ありがたいことです。
もうひとつの特徴は、いくつかのプラットフォームに特化したモード、エクスクルーシブモードがあることです。私の場合はRoonを使用していますので、Roonの排他モードを選ぶわけです。これは必須といってよいと思います。
使い方は、ZEN Streamを使用していた人ならば、取っつきやすいと思います。詳細機能はWEB画面から設定しておいて、あとは本体で操作できます。
代理店であるトップウィングの広報の方が、製品発表時の製品紹介で、内臓DACはおまけ程度と言われていましたが、いくつかのレビューを見るとおまけ程度ではなく、ちゃんと使えるもので音質もよいと書いてありましたので、私も試してみました。
しかし、うちの環境ではあまり面白い音に感じられませんでした。ちなみにアナログ出力のときはデジタルフィルターを4種類から選べますが、ビットパーフェクトで聴いてみたのでした。それで私としてはデジタル出力(同軸)で使っていこうということになりました。
使用しているDACはPS audio Digital LinkVというけっこう古いものですが、こちらの方が音質よく、魅力的なのです。低域のゴリゴリ感などなど。
ZEN Streamと比べてどうかというと、大きくレベルアップしており、S/N比、解像度、情報量、透明感、リアリティー(ピアノの音色やドラムの実体感など)などいろんな評価項目を思い浮かべても、ずっと上回っています。
曲の中の音量レベルが低い音などは、これまでの私の体験では、ヘッドホンで聴いてはじめてよく聴きとれるものだと思っていましたが、NEO Streamを導入したことによって、大音量を出さなくても埋もれずに聴き取れます。これは大変うれしいです。いかに音質がよいかという一つの指標かもしれませんね。
本体用の付属品としてはiPower2がありますが、光メディアコンバーター(opti box)の電源は普通のものなので、余っていた初代iPowerとiPurifier2を使用してみたら、音がなめらかになり音質が向上しました。

うちのシステムはプアオーディオと言っていますが、この製品は決してプアではありませんね(笑) スピーカーがYAMAHA NS-F500ですので、これが現在のボトルネックになっているかもしれません。
しかしNEO Streamのおかげで、ずいぶんとシステムがグレードアップしました。
NEO Streamは、ネットワークプレイヤー、ネットワークトランスポート、ストリーマーなどと呼ばれる製品です。私も愛用していましたZEN Streamの上位機にあたる製品です。
機能的にZEN Streamと違うのはDACを内蔵していることですが、この製品の注力しているところは、おそらくZEN Streamと同じくデジタル出力で、トランスポートとしての役割だと思われます。
特筆すべきこととしてNEO Streamは、通常のRJ45端子によるLAN接続だけでなく、付属品として光メディアコンバーターがあり、付属の光ケーブルを直接本体に接続できるのです。
このような光変換は、これまで専用の高額な機器が発売されており、普通の人が簡単に導入できないようなものでした。光アイソレートの効果は噂で聞いて、うらやましいなあと思うことしかできませんでした。
しかしこの製品は、その機能を付属品という形で提供してくれたのです。すごいことです。
なお、写真の黄色の長い光ケーブルは、オーディオショップさんが付けていただけたもので、付属品よりも音が良くなるのです。ありがたいことです。
もうひとつの特徴は、いくつかのプラットフォームに特化したモード、エクスクルーシブモードがあることです。私の場合はRoonを使用していますので、Roonの排他モードを選ぶわけです。これは必須といってよいと思います。
使い方は、ZEN Streamを使用していた人ならば、取っつきやすいと思います。詳細機能はWEB画面から設定しておいて、あとは本体で操作できます。
代理店であるトップウィングの広報の方が、製品発表時の製品紹介で、内臓DACはおまけ程度と言われていましたが、いくつかのレビューを見るとおまけ程度ではなく、ちゃんと使えるもので音質もよいと書いてありましたので、私も試してみました。
しかし、うちの環境ではあまり面白い音に感じられませんでした。ちなみにアナログ出力のときはデジタルフィルターを4種類から選べますが、ビットパーフェクトで聴いてみたのでした。それで私としてはデジタル出力(同軸)で使っていこうということになりました。
使用しているDACはPS audio Digital LinkVというけっこう古いものですが、こちらの方が音質よく、魅力的なのです。低域のゴリゴリ感などなど。
ZEN Streamと比べてどうかというと、大きくレベルアップしており、S/N比、解像度、情報量、透明感、リアリティー(ピアノの音色やドラムの実体感など)などいろんな評価項目を思い浮かべても、ずっと上回っています。
曲の中の音量レベルが低い音などは、これまでの私の体験では、ヘッドホンで聴いてはじめてよく聴きとれるものだと思っていましたが、NEO Streamを導入したことによって、大音量を出さなくても埋もれずに聴き取れます。これは大変うれしいです。いかに音質がよいかという一つの指標かもしれませんね。
本体用の付属品としてはiPower2がありますが、光メディアコンバーター(opti box)の電源は普通のものなので、余っていた初代iPowerとiPurifier2を使用してみたら、音がなめらかになり音質が向上しました。
うちのシステムはプアオーディオと言っていますが、この製品は決してプアではありませんね(笑) スピーカーがYAMAHA NS-F500ですので、これが現在のボトルネックになっているかもしれません。
しかしNEO Streamのおかげで、ずいぶんとシステムがグレードアップしました。
2022年02月02日
iFi audio ZEN STREAM とおまけで Silent Angel Bonn N8 のレビュー
今回はネットワークオーディオを始めるきっかけとなり、要の製品であるZEN STREAMのレビューをします。

これまで本格的にネットワークオーディオをしようとすると、ネットワークトランスポート(ストリーマー)がそれなりの高額製品ばかりで、なかなか手を出しにくかったですが、この製品は5万ほどで買えます。

実際ものは試しと設置してみましたが、ネットワークオーディオの知識はほとんど無しの状態で、一瞬途方に暮れました(笑)
セッティングには、初心者としては普通くらいなのか、1時間くらいかかりました。
ちなみに写真では、ZEN DAC sigが修理に旅立っているため、古い代替機を使用しています。
ここでN8の登場です。

N8にLAN接続されているのは、NTTのルーターとIntel NUCとZEN STREAMの3つです。他のオーディオに関係が薄い物はNTTのルーターとつながっています。
先に書いてしまいますが、N8を導入してからZEN STREAMが本領を発揮した感じです。たかがスイッチングハブですが、オーディオグレードのものを入れたことで、非常に音質アップしました。ここは軽く見られてしまいそうですが、重要だと思いました。N8もオーディオグレードのスイッチングハブとしては安価です。

このようなネットワークオーディオにすることで、不思議なことに音質が大幅グレードアップしました。理屈はわかりませんが、Intel NUCからUSB直でDACにつないでいたときとは大きく異なります。音が澄んでいるという表現が一番あっていると感じます。
ZEN STREAMはこの価格でハイスペックで高音質です。
私は再生ソフトにRoonを使用し、主にQobuzのストリーミング音源を聴いています。この製品はRoon専用モードがあり、Roonでの高音質に効果を発揮してくれて、とてもありがたいです。
ファームウェアのアップデートもたまにあり、メイン機器としての満足感はかなり高く、これは大変すぐれた製品ではないかと思います。
ただ、けっこう熱を持つので、真夏の使用に若干の不安を持ってしまいますが、このあたりもファームウェアのアップデートでなんとかなるのかもしれませんね。
これまで本格的にネットワークオーディオをしようとすると、ネットワークトランスポート(ストリーマー)がそれなりの高額製品ばかりで、なかなか手を出しにくかったですが、この製品は5万ほどで買えます。
実際ものは試しと設置してみましたが、ネットワークオーディオの知識はほとんど無しの状態で、一瞬途方に暮れました(笑)
セッティングには、初心者としては普通くらいなのか、1時間くらいかかりました。
ちなみに写真では、ZEN DAC sigが修理に旅立っているため、古い代替機を使用しています。
ここでN8の登場です。
N8にLAN接続されているのは、NTTのルーターとIntel NUCとZEN STREAMの3つです。他のオーディオに関係が薄い物はNTTのルーターとつながっています。
先に書いてしまいますが、N8を導入してからZEN STREAMが本領を発揮した感じです。たかがスイッチングハブですが、オーディオグレードのものを入れたことで、非常に音質アップしました。ここは軽く見られてしまいそうですが、重要だと思いました。N8もオーディオグレードのスイッチングハブとしては安価です。
このようなネットワークオーディオにすることで、不思議なことに音質が大幅グレードアップしました。理屈はわかりませんが、Intel NUCからUSB直でDACにつないでいたときとは大きく異なります。音が澄んでいるという表現が一番あっていると感じます。
ZEN STREAMはこの価格でハイスペックで高音質です。
私は再生ソフトにRoonを使用し、主にQobuzのストリーミング音源を聴いています。この製品はRoon専用モードがあり、Roonでの高音質に効果を発揮してくれて、とてもありがたいです。
ファームウェアのアップデートもたまにあり、メイン機器としての満足感はかなり高く、これは大変すぐれた製品ではないかと思います。
ただ、けっこう熱を持つので、真夏の使用に若干の不安を持ってしまいますが、このあたりもファームウェアのアップデートでなんとかなるのかもしれませんね。