今さらという感じですが、HIFIMANのヘッドホンHE6用のアンプ、EF6の感想を書こうと思います。
EF6は昨年に導入していて、もう私のメインシステムになっています。
Music TO GOでこの組み合わせはとてもよく登場していたこともあり、あこがれでもありました。でも不思議とEF6メインのレビューはないですね。やはりHE6とセットということなのでしょうか。
EF6は、HE6の83.5dBという大変な低能率ヘッドホンのために作られたものです。出力は5Wです。普通の高性能なヘッドホンアンプの出力は、1Wを少し超えるくらいのものが多いようですので、かなりのものですね。

EF6の見た目は、第一印象は無骨だなーというものでした。そして大きくて重いです。ヘッドホンアンプでこの重さのものはあまりないんじゃないでしょうか。
EF6のボリュームはアッテネーター式で、固定抵抗を切り替えていく方式です。ボリュームを回すとクリック感があります。
ヘッドホン出力は4ピンXLRと標準フォノの2つあります。
2つの音を比較すると、あきらかに4ピンXLRがよいですね。
Music TO GOのささきさんが、EF6が出る以前にHE6について、ちゃんとしたヘッドホンアンプがあれば20万出しても安いと思う、ということを書かれてましたが、このEF6はまさにそういうヘッドホンアンプではないかと思います。
音質は、普通のアンプであるAura Vitaのスピーカー端子から接続したときよりはるかに良いです。HE6を完全にドライヴしている感じです。
この組み合わせの音はワイルドだという評価を見たことがありますが、そうなんでしょう。表現力がとてもすごいという意味でも。
かといって音質になんらかの過度な傾向があるということはありません。
私なんかではこの音質に適切な表現がでてきません。ピュアオーディオの評論家の人ならばどんな分析と表現をするのだろうかと思います。
最近あまり聞かない気のする言葉がぴったりきます。それはダイナミックレンジが広いということです。音の存在感もすごいです。繊細な音も激しい音もしっかり出ます。どんな音楽もすばらしいです。
密閉型ヘッドホンのSHURE SRH1540で標準フォノ端子接続で聴いてみました。バランス接続ではないので簡単に比較できないですが、SRH1540もとてもすばらしい音がしますが、やはり低能率のHE6とはなにか種類が違うというような印象を持ちました。先に書いた音の存在感の部分でしょうか。
今、関心のあるDAC内蔵ヘッドホンアンプがあります。それはピュアオーディオで優れた製品を出しているBMCのPure DACという製品です。22万円です。Pure DACのヘッドホン端子は、どちらかといえば普及している3ピンXLR端子2つのバランス接続ではなく、EF6と同じく4ピンXLRです。
出力が1.2Wくらいなので、おそらくHE6ではなく他のヘッドホン用になるとは思いますが。
http://www.axiss.co.jp/brand/b-m-c/puredac/この記事を書いていたら、また興味深い製品が発売されることを知りました。
Nuforce HA-200というヘッドホンアンプです。これは1台4万円くらいの製品ですが、2台でBTL接続をしてバランス出力することができるようです。
このときの出力はなんと8Wとのことです。
Nuforceのサイトには、気合いの入った説明文がありますね。
ボリュームは連動しないので不便ですが、聴いてみたいものです。
Nuforceのサイトです↓
http://www.nuforce.jp/desktop/products/ha200.htmlフジヤエービックのサイトです↓
http://www.fujiya-avic.jp/products/detail57816.htmlそういえば、EF6でもよく鳴らせるというAbyss AB1266というなかなか手の届かない値段の平面駆動型ヘッドホンは、聴いてみたいものですねー
Music TO GOの記事↓
http://vaiopocket.seesaa.net/article/378350858.htmlAbyssのサイトです↓
http://www.abyss-headphones.com/