2022年04月19日

平松愛理の4枚のアルバム

今でも時々聴いている、シンガーソングライター・平松愛理のアルバムを取り上げます。

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上左 1990年3rd My Dear
上右 1991年4th redeem
下左 1992年5th Erhythm
下右 1993年6th 一夜一代に夢見頃

私にとって平松愛理というとこの4枚になります。
同時に編曲家・清水信之と仕事上良いパートナーだった時期です。

こんな古いものだけれど聴きたくなるのは、優秀なシンガーソングライターであり、この頃は公私共良い関係だった清水信之との仕事が好調だったからと言えるかもしれません。こんなにも作品に影響するものなんだな〜と感慨深いです。
また、メロディーが理解しやすいところが長所でしょうか。

3rdアルバム収録の「部屋とYシャツと私」は大ヒットしていますね。さだまさしの「関白宣言」の女性版と言える歌詞ですね。ヒット曲が出ることは喜ばしいことですが、私にとってはあまり印象に残っていません。

職業シンガーソングライターとして、一流ではないかもしれませんが、プロだと思います。この頃は質も高かったと思います。
耳なじみ良いメロディーがたくさんあります。歌詞は、失礼を承知で言えば、職業的に文字を埋めるのが大変上手いな、と思うものもありますが、時に心から感心する歌詞もあります。

清水信之の編曲は、彼女との仕事では他のミュージシャンと比べると、あ〜これが彼の素なんだな〜と個人的に感じています。

ポップスとしてキャッチーな曲もあれば、とても心地良いバラードもあり、どちらも良いです。この振り幅の大きさと質の高さは大きな魅力です。

時を経ると、ポップな曲はもちろん良いですが、バラードがより浸みてきます。例えば、「あの日の忘れ物」「おやすみなさい」などです。

2015年発売のベストアルバム、シングル&バラード・コレクションも持っています。
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なかなか選曲が良く、リマスターもされていて、初めて聴く方にお勧めです。私もよく聴きます。


番外編
上記4枚に入っていない2曲を紹介します。
1993年発表のシングル「Single is Best!?」に収録の「螢の光もう一度」と同年発表のシングル「一夜一代に夢見頃」収録の「雨の日曜日」の2曲は、名曲だと思います。
「雨の日曜日」は後年、ベストアルバムに収録されたりしています。「螢の光もう一度」はここだけの話、AKB48「桜の木になろう」の元ネタだと勝手に思っています(笑)


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2022年04月04日

Bobo Stenson Trio / Cantando レビュー〜オーディオの喜び

スウェーデン生まれのピアニストBobo Stensonのピアノトリオの2008年8月25日発表のアルバムです。
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私はジャズはかじる程度で勉強中ですが、このアルバムはECMレーベルから出ており、音質良く、ピアノとドラムのオーディオ的喜びが得られるので、取り上げます。

この音源は、元々Twitterで見かけて聴いてみたところハマってしまったものです。
ジャズとしてどういう音楽かは、ジャズの専門家にお任せするとして、ピアノ・ドラム・ベースのトリオでシンプルに聞こえます。
私はいつもM-1, 3, 5, 6 ばかり聴きます。音源の音量が小さいので、ヴォリュームつまみをかなり回して聴きます。

ウッドベースなので、ピアノとドラムが前面に出てくる感じです。
このピアノとドラムがオーディオ的快感をもたらしてくれます。
ピアノは表現力豊かな精細な録音で、ドラムはピアノに比べたらやや控えめですけど、肝心な所でバシッと鳴ります。クラシックのパーカッションのドスンという音には叶わないですが、気持ち良いです。

オーディオ的かつ音楽的に楽しめる貴重なピアノトリオアルバムだと思います。
みなさんの音質評価が気になりますが、
ピアノトリオの私にとってのリファレンス的音質のアルバムになっています。
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2022年03月16日

Daft Punk / Homeworkレビュー

Daft Punkは、Guy-Manuel de Homem-ChristoとThomas Bangalterの2人で1993年にフランスで結成され、2021年2月22日に解散しています。

4,5枚のオリジナルアルバムを出しました。クラブ・ハウスミュージックのバンドです。
2013年の「Random Access Memories」が有名かもしれませんが、今回は1997年1月20日発表の1stアルバム「Homework」を取り上げます。

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私はクラブ・ハウスはこれ以外ほとんど聴かない門外漢ですので、レビューとして片手落ちかもしれませんし、語彙も持っていません。
でも、あまりによく聴くのでお許しください。YMOで音楽に目覚めた私にとってエレクトロニクス・ミュージックは親和性があったのかもしれません。

2人の写真を見ると、ナイーブな感じがします。こんな大ヒットを出すミュージシャンに見えません。
Random Access Memories(以下RAM)は良いですが、作り込み過ぎている印象があり、暑苦しくなってしまいます。Homeworkはそういう所はありません。
これを初めて聴いたのは昨年末くらいだったと思いますが、最初からカッコいい!となってそれ以来飽きずに味わっています。

これにヴォーカルはありません。おそらく主にヴォコーダーを使ったヴォイスが使われています。
なんと言ってもサウンドです。魅力的なエレクトロニクスサウンドで繰り返されるパッセージ。キャッチーなパッセージも多いです。音色にRAMのようなきらびやかさはありませんが、おいしい音なのです。
アルバムとしての統一感もあります。これだけのクオリティをアルバム1枚通して発揮できる才能と意気込みに感心します。
やはり私は語彙不足ですね。この音楽を語る適切な言葉を思いつきません。

書いていて、こんな駄文はどうでも良いから、とにかく聴いてみて!と言いたくなってきました。
音楽は聴かないと意味ないですものね。

ちなみに私は眠りの音楽としてもよく聴いています。それだけ私にとっては心地良いのでした。
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2022年02月27日

Eloise(シンガー・ソングライター)

お気に入りのアーティストの紹介です。(内容薄めです・・)

1999年生まれのイギリスの女性シンガーソングライターです。
2019年3月発表の4曲入りの「This Thing Called Living」と2021年6月発表の8曲入りの「Somewhere In-Between」で彼女の全曲を聴けると思われます。

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落ち着いたヴォーカルで、少しジャズっぽいところもあります。無理のない歌い方です。
メロディーが特別キャッチーだということはありませんが、耳なじみ良く、ヴォーカルと相まって心地良く聴けます。

ここが大事なのですが、彼女のオリジナリティを強く感じます。個性が生きている感じです。ヴォーカルとサウンドもピッタリ合っています。
心地良くてハマっています。おまけにルックスもそこそこ良い笑
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1枚目のタイトル曲、略して「TTCL」や2枚目の収録曲「Hungover」などは是非聴いてみてください。
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2011年10月09日

チャイコフスキー交響曲第6番〈悲愴〉/ ゲルギエフ指揮、ウイーンフィル

昔、第4楽章の冒頭部分がテレビから流れてきました。初めて聴いたその10秒か20秒くらいの部分に非常に感動しました。弦楽器のみの、音階が降りてくる旋律です。それぞれのパートが入り組んで進行します。これはチャイコフスキーの天才の為せる技かもしれません。
まるで、思春期のみずみずしい感性から発したようなきらめきを大人の男性が表現できるということに感嘆させられます。悲愴はチャイコフスキー最後の交響曲で晩年の作のはずなのですが。
このような感動のしかたはクラシックではあまり経験がありません。

さて、このCDですが、2004年録音です。演奏も録音も優れています。CDケースはゲルギエフの顔写真です。
これは同じ録音で別にハイブリッドSACD版も当時発売されていたようです。高級オーディオ店にこのCDなどを持参していったところ、このSACD版が試聴版として置いてあり、比較試聴させてもらえました。文字通りハイエンド機器で聴かせてもらいましたが、やはりSACDはCDより音が良かったです。密度感が上がり情報量が多くなるなど、全てにおいて違うな、とその時感じました。当たり前のことかもしれませんね。しかしスペックの差から想像するほどのものではないと思います。CDとSACDの音質の差は、たぶんハイエンドオーディオや高級ヘッドホンシステムで聴いて初めてよくわかるようなものかもしれないと思います。


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2011年10月07日

柴田淳 / 月夜の雨

女性シンガーソングライター柴田淳の5枚目のオリジナルアルバムです。ビクター移籍第一弾です。今までオリジナルアルバム通算8枚出ています。
私はこのアルバム以降全部と、それ以前のSingle Collectionを持っています。
彼女は悲しい片想いとかのバラード曲が多いと思います。編曲はアコースティックな感じで、打込みでないドラムとベースが基本で、生ピアノやストリングスが入ったりします。マイナーのせつない曲調と透明な歌声がとても魅力的です。派手ではないので、自分の落ち着いているときに聴くと、あー、いい曲だ、と初めて良さがわかるという感じかもしれません。
彼女は、自身の声が生きるような作詞・作曲をしていて、また、それに相応しいアコースティックな編曲もされていると思います。
彼女の何が好きかと言えば、その‘声’かもしれません。
山下達郎は、自分のファンにどこが好きかアンケートを取ると、声が好きという人がとても多いと言っていました。でも、達郎氏によると声が好きというのは超常現象だから逆に声が嫌いという人も多いとのことです。歌というのはそういう世界なんですね。

彼女の曲で2曲だけ瀬尾一三編曲のものがあります。そのうち1曲はシングル「ちいさなぼくへ」というものです。彼女の曲の編曲家の中で一番ビッグネームかもしれませんが、彼女自身、やっぱり瀬尾さんの編曲はとても良いという感想を言っていました。「ちいさなぼくへ」はシングルコレクションに入っていて、聴いてみるとそのことがわかります。曲の良さを引き出していて感動できます。シングルコレクションの中の他の曲で、このアレンジでは曲がかわいそうだと感じてしまったものもありましたから。
ビクター移籍後は、特にアレンジに不満を感じることはありません。レコーディングに時間とお金をかけているように思います。
でも先の本人のアレンジに対する発言はビクターから出すようになってからのものなので、今もより良いアレンジを求めていると思います。今後担当編曲家はどうなっていくのか興味がありますが、あくまで夢想としてですが、坂本龍一がアレンジしてくれたら最高だろうな、と思ったりします。教授は「やりたい人としかやらない」と言っていたし、ギャラも高いと思うので、現実的な希望ではないですけれど。でも逆にやりたいと思えばやってくれるということだから、柴田淳の良さに共感してくれることを願ってしまいます。教授が担当すればすごいものになることでしょう。

彼女は以前、コンサートに山下達郎さんからお花が届きました、と喜びのコメントをしていました。ちょこちょことミュージシャンのファンが存在しているようです。彼女の音楽からは同業者でも感じさせられるものがあるのだと思います。私が彼女のことを知ったのも、20才前後の若い女性シンガーソングライターが好きだとラジオでかけたことがきっかけでした。

タイトルのアルバムと無関係に綴ってしまいました。
「月夜の雨」は、一番キャッチーな曲の多いアルバムだと思います。移籍第一弾で回りの要望にサービス精神を発揮されたのかもしれません。曲のパターンが比較的いろいろチャレンジされている感じがします。
ファンとしては、どのアルバムも良いですが、キャッチーということでまず、このアルバムを聴かれてもよいかもしれませんね。


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2011年09月07日

heart beat 坂本龍一

1991年、Virginより発売。
歌詞にあまり重きを置かない音楽家に思いますが“heart beat”は言葉が印象に残ります。
このアルバムのメッセージは、アルバムタイトルと最後に収録されている曲が物語っているように感じます。
外国人男性ヴォーカルにより英語で歌われる最後に“Tainai KaiKi”と繰り返される。繰り返すheartbeat。
人間としてのひとつの根源的欲求・喜びの表現かもしれないと思います。

比較的洋楽っぽいかっこいい雰囲気で難解ではなく、贅肉をそぎ落とした感じを受けるアルバムです。音質はあえて個々の音のクォリティを下げたレコーディング、またはミキシングがされています。これは音響に詳しい方なら的確な表現をされると思いますが、私にはわかりません。

最近、ふいに聴いてみたいと思い、久しぶりにCDを取り出しました。
少なくとも今の私にとって、とてもみずみずしさを感じるアルバムです。

このCDは出てすぐ購入した日本版を持っています。初回特典のようですが、パッケージ中身もなかなか凝っていて、1枚のCD作品として優れたものだと思えます。

現在は日本版は入手できないかもしれませんので、パッケージは異なるかもしれません。


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2011年08月27日

ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 / アラウ、ハイティンク、コンセルトヘボウ

1969年録音盤です。私の持っているのは、1993年発売PHILIPS盤2枚組で、ピアノ協奏曲第1番なども収録されています。恥ずかしながら、1番はちゃんと聴いたことがありません。ですからタイトルも2番としてしまいました。
ブラームスのピアノ協奏曲はこの2曲のみです。
2番は、普通の協奏曲が3楽章からなっているのと異なり、4楽章からなっていて、演奏時間も普通の交響曲と同じくらいの大曲です。

この曲は、これでもか!、というくらいブラームスのロマン派情緒あふれる曲ですね。普通クラシックには使わない言葉ですが、サビが魅力的でキャッチーなメロディーでできています。クラシックに疎かった若い頃でも魅力的に感じていました。

カーゾンのピアノ盤を聴いたことがありますが、晩年の演奏のためかミスタッチなどありました。迫力はすごいのですが。そのせいかこの曲のピアノは難しい上に体力がかなり必要なのかな、と想像しています。

この盤のアンサンブルはすばらしいと思います。アラウのピアノ、コンセルトヘボウのオケ、ハイティンクの指揮が一体となっています。確かな技術に支えられた熱い演奏で、私にとって色あせることのないものです。音質も録音年代からすると良いと思います。CDジャケットにはDigitally Remasteredと表記されています。

アマゾンでこの録音盤を見てみたところ2つあって、私の持っているのと同じ下記写真リンクのものが普通の値段で買えるCDでした。もう一つは中古で価格高騰したものでした。


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2011年08月11日

ミルシテイン / バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ

1973年録音盤です。1950年代に最初の録音をしていて、これは二度目で最後の録音のようです。
ミルシテインは1904-1992に生きた人です。

私はこの無伴奏はこれと、評価の高いシェリング、異色ですがイダ・ヘンデルという人の3枚しか持っていないので、この曲を語るのに相応しくないですがバッハファンとしまして記事にしてしまいます。
昔、アマチュアですがバイオリンの名手である友人にこの曲のおすすめの盤を教えてほしいと言ったところ、この盤を教えてくれました。あくまで自分の趣味だけど、という感じで他にも良いものはあるという含みでした。

これを記事にするにあたって上記3人の盤で、ソナタ1番2楽章をノンストップで聞いてみました。ミルシテインのこの盤は大きさはわかりませんがホール録音のようで、音響的に自然に感じます。直に演奏を聴いているかのような録音です。テンポは比較すると速いです。曲への思い入れを前面に出さないで、一聴してすんなり弾いているように思えます。バイオリンでのバッハの表現を音楽的にみずみずしく行って、この盤の音質と合わさって気持ちのいいCDになっています。

大曲のシャコンヌも大げさな表現にならないにもかかわらず、深さが伝わってきます。この盤は、一言でいうとナチュラルだと思います。バイオリンの音色も生で聴いているようなリアルな音で満たされています。あくまで想像ですけれど、バイオリン弾きの人にはこの盤から自分もこんな音で弾きたいと思わせてくれるCDなのかもしれないな、と思います。

この録音からは私にとって初めてちゃんと聴いた無伴奏バイオリンのCDだからか、すべてがナチュラルな感じを受けて素直に引き込まれます。もちろんミルシテインのこの演奏はバイオリニストとしての長い経験のひとつの結実かもしれませんね。バッハに限らないでしょうが、深い解釈に基づく素直な演奏(言うのは簡単ですが)が人の共感を呼ぶのかもしれません。


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2011年08月04日

Chic / The Definitive Groove Collection

Chic―シック―の2枚組ベストアルバムです。2006年にRHINO(ライノと読むらしい)というレーベルから出ています。
Chicは1977年から1983年が全盛期だった、もともとはダンスミュージックのグループです。Chicを率いるのはギターのナイル・ロジャースとベースのバーナード・エドワーズです。それぞれの曲はカッティングギター、ベース、ドラムを中心にした比較的シンプルな構成でノリの良さを洗練された形で表現してくれるナイスな(笑)バンドでした。

最初、Chicをいいなと感じた曲は、ここにも収められているSoup For Oneでした。Chicはメロディー重視というよりは、ノリを追求している曲が多いのですが、これはメロディーが頭に残って、いわゆるキャッチーな曲でわかりやすく、これがきっかけだったように思います。
この曲は映画のサントラ盤に収められていて、通常のオリジナル・アルバムにはなくて最初ラジオで聴いたけれど、どこにも見つからない!と当時の私には幻の名曲という感じでした。

Chicの特徴といえばナイル・ロジャースのカッティングギターでしょうね。こんなにカッティングギターが前面に出ていて重要な役割をしているバンドは知りません。ナイル・ロジャースがマドンナをプロデュースしたとき、マドンナが、ギターの音がうるさいとナイルに言ったという逸話を聞いたりしたほどです。

このコンピレーション・アルバムを製作したRHINOについて触れなければいけません。私が知っているRHINOとは、歴史に残しておきたいアーティストのベスト盤を最新のリマスタリングで、すばらしい選曲で製作するレーベルという感じです。
ChicのほかにもいくつかRHINO盤を持っていますが、音質も選曲も信頼ができるものです。例えばバカラックのthe look of love the Burt Bacharach collectionという3枚組のコンピレーション・アルバムがあります。バカラックは作曲家なので、いろいろな歌手が彼の曲を歌っているし、期間も幅が30年以上にわたります。もちろんレコード会社もたくさんに分散しています。それをすべてのオリジナルシングルでマスター音源からリマスタリングを行っています。すごいことです。
RHINOについての対談記事を見つけましたので、長いですがよろしければご参考ください。ここです。
http://wmg.jp/wmlife/imp/special/

Chicはダンスミュージックのバンドだと言いましたが、初期の頃からジメジメしないバラードっぽい名曲、At Last I Am FreeやI Want Your LoveやSavoir Faireなどもありました。一つ目の曲はロバート・ワイアットという人の素晴らしいカバーもありました。
でもやっぱり一番有名な曲はGood Timesというダンスナンバーだと思います。8分もある曲ですがメインは一つのフレーズの繰り返しです。なにか、この曲はダンスミュージックの世界では普遍的なベースラインとリズムなのかもしれないと思うほどです。後の他の人達の楽曲でこれの影響を感じることが時々あるからです。

Chicは気負ったところがなく、自分たちの気持ちの良い音楽を素直に表現した、洗練されたバンドだったと思います。ギターやベースなどのアンサンブルを楽しんでいたのだと思います。

私はまだ持っていないのですが、Chicファンにとっては、すごい4枚組ボックス・セットが2010年に出ているようです。これはRHINOではありませんが評判も良いようで近いうちに手に入れたいものです。




posted by kenn at 23:48| Comment(0) | CD, アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする