上左 1990年3rd My Dear
上右 1991年4th redeem
下左 1992年5th Erhythm
下右 1993年6th 一夜一代に夢見頃
私にとって平松愛理というとこの4枚になります。
同時に編曲家・清水信之と仕事上良いパートナーだった時期です。
こんな古いものだけれど聴きたくなるのは、優秀なシンガーソングライターであり、この頃は公私共良い関係だった清水信之との仕事が好調だったからと言えるかもしれません。こんなにも作品に影響するものなんだな〜と感慨深いです。
また、メロディーが理解しやすいところが長所でしょうか。
3rdアルバム収録の「部屋とYシャツと私」は大ヒットしていますね。さだまさしの「関白宣言」の女性版と言える歌詞ですね。ヒット曲が出ることは喜ばしいことですが、私にとってはあまり印象に残っていません。
職業シンガーソングライターとして、一流ではないかもしれませんが、プロだと思います。この頃は質も高かったと思います。
耳なじみ良いメロディーがたくさんあります。歌詞は、失礼を承知で言えば、職業的に文字を埋めるのが大変上手いな、と思うものもありますが、時に心から感心する歌詞もあります。
清水信之の編曲は、彼女との仕事では他のミュージシャンと比べると、あ〜これが彼の素なんだな〜と個人的に感じています。
ポップスとしてキャッチーな曲もあれば、とても心地良いバラードもあり、どちらも良いです。この振り幅の大きさと質の高さは大きな魅力です。
時を経ると、ポップな曲はもちろん良いですが、バラードがより浸みてきます。例えば、「あの日の忘れ物」「おやすみなさい」などです。
2015年発売のベストアルバム、シングル&バラード・コレクションも持っています。
なかなか選曲が良く、リマスターもされていて、初めて聴く方にお勧めです。私もよく聴きます。
番外編
上記4枚に入っていない2曲を紹介します。
1993年発表のシングル「Single is Best!?」に収録の「螢の光もう一度」と同年発表のシングル「一夜一代に夢見頃」収録の「雨の日曜日」の2曲は、名曲だと思います。
「雨の日曜日」は後年、ベストアルバムに収録されたりしています。「螢の光もう一度」はここだけの話、AKB48「桜の木になろう」の元ネタだと勝手に思っています(笑)