を見て以来、入手できることをずっと楽しみにしていましたが、ついに手に入れたMojoのレビューをします。
Mojoはポータブル用のアンプ内蔵DACです。DACで有名なイギリスのCHORD製なので、「DAC内蔵アンプ」とは気持ち的に言いにくいです。
入力は3種類あるデジタルのみです。
私の場合、ポータブル用にはAK100をプレイヤーにして、短い光ケーブル(写真はonso製)でMojoにつないでいます。
これに、イヤホンはCAMPFIRE AUDIO Lyraですから、ささきさんの真似か?・・というところですが、音がすばらしいのでお許しください・・

ポータブルにはこれで使っていますが、実はMojoは、家では単体DACとして使用しています。
すぐれたDAC内蔵ヘッドホンアンプ、OPPO HA-1のヘッドホンアンプ機能のみを使い、Mojoからのラインアウトを入れています。
なぜこんなことをしているかと言うと、Mojoのラインアウトの音質が素晴らしいからです。
ポータブルでMojo直挿しのイヤホンの音も良いのですが、ラインアウトはもっとすごいです。Mojoは、Mobile Joyの略ということなので、それに反する使い方なのかもしれません。しかしポータブルでも往年の3段重ねという手もありますからね。良いポータブルアンプが欲しいですねー
ちなみに写真の3つのケーブルはaudioquest製です。オーディオ用としてコストパフォーマンスがとても良くて、満足しています。
ラインアウトの音質ですが、ESSのDACチップを使ったHA-1のDAC部を上回っていると感じます。CHORD独自のDACプログラムを入れたFPGA(一種の集積回路のようです)の高性能さですね。
ですからHA-1は、ヘッドホンアンプとして使っています。ヘッドホンアンプとしての良さも再認識しました。
この環境でLyraにて試聴しています。Lyraはダイナミックドライバー一基のイヤホンですが、すばらしい音を鳴らしてくれます。
この環境でまず、低域の再現性が非常にリアルなことに驚かされます。今回、Lee RitenourのA Twist of Ritというハイレゾ音源をよく聴きましたが、圧倒されるようなドラムソロの表現は見事です。これを含め、すべての音のクォリティが非常に高く、濃密な空間を聴かせてくれます。S/Nやダイナミックレンジが良いのは言うまでもありません。
音空間がクリアで、音色のニュアンス表現が豊かです。音像はビシッときまります。解像度も情報量もとても良いです。いろんなことを言うより、ただすごいですと言いたくなります。
MojoはかなりハイレベルなDACです。ハイレベルと言うには安価ですが。是非ラインアウトを試してほしいです。
2015.12.29追記
mojoからのラインアウトですが、aurora sound製ASX-01というステレオ標準ジャック−RCAの変換アダプターをかませて、家に眠っていたそこそこの値段のAudioQuest製ラインケーブルでつないだら、さらに音が良くなりました。

一応イヤホンへの延長ケーブルも言いますと、GoldenGateにFurutechの標準ステレオー3.5mmステレオ変換コネクターをかましています。