2011年10月07日

柴田淳 / 月夜の雨

女性シンガーソングライター柴田淳の5枚目のオリジナルアルバムです。ビクター移籍第一弾です。今までオリジナルアルバム通算8枚出ています。
私はこのアルバム以降全部と、それ以前のSingle Collectionを持っています。
彼女は悲しい片想いとかのバラード曲が多いと思います。編曲はアコースティックな感じで、打込みでないドラムとベースが基本で、生ピアノやストリングスが入ったりします。マイナーのせつない曲調と透明な歌声がとても魅力的です。派手ではないので、自分の落ち着いているときに聴くと、あー、いい曲だ、と初めて良さがわかるという感じかもしれません。
彼女は、自身の声が生きるような作詞・作曲をしていて、また、それに相応しいアコースティックな編曲もされていると思います。
彼女の何が好きかと言えば、その‘声’かもしれません。
山下達郎は、自分のファンにどこが好きかアンケートを取ると、声が好きという人がとても多いと言っていました。でも、達郎氏によると声が好きというのは超常現象だから逆に声が嫌いという人も多いとのことです。歌というのはそういう世界なんですね。

彼女の曲で2曲だけ瀬尾一三編曲のものがあります。そのうち1曲はシングル「ちいさなぼくへ」というものです。彼女の曲の編曲家の中で一番ビッグネームかもしれませんが、彼女自身、やっぱり瀬尾さんの編曲はとても良いという感想を言っていました。「ちいさなぼくへ」はシングルコレクションに入っていて、聴いてみるとそのことがわかります。曲の良さを引き出していて感動できます。シングルコレクションの中の他の曲で、このアレンジでは曲がかわいそうだと感じてしまったものもありましたから。
ビクター移籍後は、特にアレンジに不満を感じることはありません。レコーディングに時間とお金をかけているように思います。
でも先の本人のアレンジに対する発言はビクターから出すようになってからのものなので、今もより良いアレンジを求めていると思います。今後担当編曲家はどうなっていくのか興味がありますが、あくまで夢想としてですが、坂本龍一がアレンジしてくれたら最高だろうな、と思ったりします。教授は「やりたい人としかやらない」と言っていたし、ギャラも高いと思うので、現実的な希望ではないですけれど。でも逆にやりたいと思えばやってくれるということだから、柴田淳の良さに共感してくれることを願ってしまいます。教授が担当すればすごいものになることでしょう。

彼女は以前、コンサートに山下達郎さんからお花が届きました、と喜びのコメントをしていました。ちょこちょことミュージシャンのファンが存在しているようです。彼女の音楽からは同業者でも感じさせられるものがあるのだと思います。私が彼女のことを知ったのも、20才前後の若い女性シンガーソングライターが好きだとラジオでかけたことがきっかけでした。

タイトルのアルバムと無関係に綴ってしまいました。
「月夜の雨」は、一番キャッチーな曲の多いアルバムだと思います。移籍第一弾で回りの要望にサービス精神を発揮されたのかもしれません。曲のパターンが比較的いろいろチャレンジされている感じがします。
ファンとしては、どのアルバムも良いですが、キャッチーということでまず、このアルバムを聴かれてもよいかもしれませんね。


posted by kenn at 00:54| Comment(0) | CD, アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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