2011年08月11日

ミルシテイン / バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ

1973年録音盤です。1950年代に最初の録音をしていて、これは二度目で最後の録音のようです。
ミルシテインは1904-1992に生きた人です。

私はこの無伴奏はこれと、評価の高いシェリング、異色ですがイダ・ヘンデルという人の3枚しか持っていないので、この曲を語るのに相応しくないですがバッハファンとしまして記事にしてしまいます。
昔、アマチュアですがバイオリンの名手である友人にこの曲のおすすめの盤を教えてほしいと言ったところ、この盤を教えてくれました。あくまで自分の趣味だけど、という感じで他にも良いものはあるという含みでした。

これを記事にするにあたって上記3人の盤で、ソナタ1番2楽章をノンストップで聞いてみました。ミルシテインのこの盤は大きさはわかりませんがホール録音のようで、音響的に自然に感じます。直に演奏を聴いているかのような録音です。テンポは比較すると速いです。曲への思い入れを前面に出さないで、一聴してすんなり弾いているように思えます。バイオリンでのバッハの表現を音楽的にみずみずしく行って、この盤の音質と合わさって気持ちのいいCDになっています。

大曲のシャコンヌも大げさな表現にならないにもかかわらず、深さが伝わってきます。この盤は、一言でいうとナチュラルだと思います。バイオリンの音色も生で聴いているようなリアルな音で満たされています。あくまで想像ですけれど、バイオリン弾きの人にはこの盤から自分もこんな音で弾きたいと思わせてくれるCDなのかもしれないな、と思います。

この録音からは私にとって初めてちゃんと聴いた無伴奏バイオリンのCDだからか、すべてがナチュラルな感じを受けて素直に引き込まれます。もちろんミルシテインのこの演奏はバイオリニストとしての長い経験のひとつの結実かもしれませんね。バッハに限らないでしょうが、深い解釈に基づく素直な演奏(言うのは簡単ですが)が人の共感を呼ぶのかもしれません。


posted by kenn at 22:42| Comment(0) | CD, アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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