2011年08月04日

Chic / The Definitive Groove Collection

Chic―シック―の2枚組ベストアルバムです。2006年にRHINO(ライノと読むらしい)というレーベルから出ています。
Chicは1977年から1983年が全盛期だった、もともとはダンスミュージックのグループです。Chicを率いるのはギターのナイル・ロジャースとベースのバーナード・エドワーズです。それぞれの曲はカッティングギター、ベース、ドラムを中心にした比較的シンプルな構成でノリの良さを洗練された形で表現してくれるナイスな(笑)バンドでした。

最初、Chicをいいなと感じた曲は、ここにも収められているSoup For Oneでした。Chicはメロディー重視というよりは、ノリを追求している曲が多いのですが、これはメロディーが頭に残って、いわゆるキャッチーな曲でわかりやすく、これがきっかけだったように思います。
この曲は映画のサントラ盤に収められていて、通常のオリジナル・アルバムにはなくて最初ラジオで聴いたけれど、どこにも見つからない!と当時の私には幻の名曲という感じでした。

Chicの特徴といえばナイル・ロジャースのカッティングギターでしょうね。こんなにカッティングギターが前面に出ていて重要な役割をしているバンドは知りません。ナイル・ロジャースがマドンナをプロデュースしたとき、マドンナが、ギターの音がうるさいとナイルに言ったという逸話を聞いたりしたほどです。

このコンピレーション・アルバムを製作したRHINOについて触れなければいけません。私が知っているRHINOとは、歴史に残しておきたいアーティストのベスト盤を最新のリマスタリングで、すばらしい選曲で製作するレーベルという感じです。
ChicのほかにもいくつかRHINO盤を持っていますが、音質も選曲も信頼ができるものです。例えばバカラックのthe look of love the Burt Bacharach collectionという3枚組のコンピレーション・アルバムがあります。バカラックは作曲家なので、いろいろな歌手が彼の曲を歌っているし、期間も幅が30年以上にわたります。もちろんレコード会社もたくさんに分散しています。それをすべてのオリジナルシングルでマスター音源からリマスタリングを行っています。すごいことです。
RHINOについての対談記事を見つけましたので、長いですがよろしければご参考ください。ここです。
http://wmg.jp/wmlife/imp/special/

Chicはダンスミュージックのバンドだと言いましたが、初期の頃からジメジメしないバラードっぽい名曲、At Last I Am FreeやI Want Your LoveやSavoir Faireなどもありました。一つ目の曲はロバート・ワイアットという人の素晴らしいカバーもありました。
でもやっぱり一番有名な曲はGood Timesというダンスナンバーだと思います。8分もある曲ですがメインは一つのフレーズの繰り返しです。なにか、この曲はダンスミュージックの世界では普遍的なベースラインとリズムなのかもしれないと思うほどです。後の他の人達の楽曲でこれの影響を感じることが時々あるからです。

Chicは気負ったところがなく、自分たちの気持ちの良い音楽を素直に表現した、洗練されたバンドだったと思います。ギターやベースなどのアンサンブルを楽しんでいたのだと思います。

私はまだ持っていないのですが、Chicファンにとっては、すごい4枚組ボックス・セットが2010年に出ているようです。これはRHINOではありませんが評判も良いようで近いうちに手に入れたいものです。




posted by kenn at 23:48| Comment(0) | CD, アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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