今回はネットワークオーディオを始めるきっかけとなり、要の製品であるZEN STREAMのレビューをします。

これまで本格的にネットワークオーディオをしようとすると、ネットワークトランスポート(ストリーマー)がそれなりの高額製品ばかりで、なかなか手を出しにくかったですが、この製品は5万ほどで買えます。

実際ものは試しと設置してみましたが、ネットワークオーディオの知識はほとんど無しの状態で、一瞬途方に暮れました(笑)
セッティングには、初心者としては普通くらいなのか、1時間くらいかかりました。
ちなみに写真では、ZEN DAC sigが修理に旅立っているため、古い代替機を使用しています。
ここでN8の登場です。

N8にLAN接続されているのは、NTTのルーターとIntel NUCとZEN STREAMの3つです。他のオーディオに関係が薄い物はNTTのルーターとつながっています。
先に書いてしまいますが、N8を導入してからZEN STREAMが本領を発揮した感じです。たかがスイッチングハブですが、オーディオグレードのものを入れたことで、非常に音質アップしました。ここは軽く見られてしまいそうですが、重要だと思いました。N8もオーディオグレードのスイッチングハブとしては安価です。

このようなネットワークオーディオにすることで、不思議なことに音質が大幅グレードアップしました。理屈はわかりませんが、Intel NUCからUSB直でDACにつないでいたときとは大きく異なります。音が澄んでいるという表現が一番あっていると感じます。
ZEN STREAMはこの価格でハイスペックで高音質です。
私は再生ソフトにRoonを使用し、主にQobuzのストリーミング音源を聴いています。この製品はRoon専用モードがあり、Roonでの高音質に効果を発揮してくれて、とてもありがたいです。
ファームウェアのアップデートもたまにあり、メイン機器としての満足感はかなり高く、これは大変すぐれた製品ではないかと思います。
ただ、けっこう熱を持つので、真夏の使用に若干の不安を持ってしまいますが、このあたりもファームウェアのアップデートでなんとかなるのかもしれませんね。