2022年12月09日

Intel NUC (ROCK) の外付けストレージだったSSDの内蔵ストレージ化

表題の作業をしたところ、大きな音質改善効果がありましたので、書きたいと思います。

これまで、NUCにSSDをUSB接続してローカル音源を使用していました。
SSDには、以前JRiver MCでリッピングした音源と、購入したハイレゾ音源と、Roonでリッピングした音源が入っています。

Roonのサポートページには、NUCにUSB接続されたものがない方が良いことが書かれています。ですが私は、そんなに大したことではないだろうと勝手に思っていたのと、SSDをインターナルストレージ化するのが、なんとなく億劫で放置していました。

今回、思い立ってトライしました。ところがこの作業は思ったより大変でした。作業としては、

@ SSDのデータを別のドライブにコピーする
A SSDをNUCの中に接続してフォーマットする
B コピーしたデータをSSDに再コピーする
の3つです。

やり方を下調べもせずに突入したものですから、何度もグーグル検索することが必要でした。特にオリオスペックさんのSSD増設手順を記載したページが大変参考になりました。
これで@Aまで出来ました。

作業Bは、すでにSSDがLAN接続されたIntel NUC内にあるため、コピーされたデータの入ったドライブからSSDに戻すために、USB転送はできません。PCでネットワーク上のNUCを見つけて、LANケーブル経由でそこに転送する必要があります。
ですが私は、やったことがなく、おまけにネットワーク上のデバイスがPC上で表示されないというトラブルがありました。これもグーグル検索して、ネットワークに表示されるようにしました。これで、なんとか作業が完了しました。


音質。
これまで、Qobuzのストリーミング音源の方がローカル音源より音が良かったのですが、NUCの内蔵音源となったことで、対等に渡り合える音質になりました。特に購入したハイレゾ音源とRoonOSでリッピングしたものがとても良く、解像度など素晴らしいです。音の淀みもなくなりました。
購入した坂本龍一asyncは、細かい音が非常に多い音源ですが、すべて聴こえているんじゃないかと思えるような解像度やS/N比の高さです。
このことは、不思議というかやはりというか、ストリーミング音源についても同じ音質向上効果がありました。

今回、タダでできた作業ですが、大きな効果があり、ローカル音源も本気モードで使えるようになったことは大変に有益でした。


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2022年11月02日

iFi audio NEO Streamレビュー

このたび、2022年9月26日発売のNEO Streamを導入しましたので、レビューしたいと思います。

NEO Streamは、ネットワークプレイヤー、ネットワークトランスポート、ストリーマーなどと呼ばれる製品です。私も愛用していましたZEN Streamの上位機にあたる製品です。

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機能的にZEN Streamと違うのはDACを内蔵していることですが、この製品の注力しているところは、おそらくZEN Streamと同じくデジタル出力で、トランスポートとしての役割だと思われます。

特筆すべきこととしてNEO Streamは、通常のRJ45端子によるLAN接続だけでなく、付属品として光メディアコンバーターがあり、付属の光ケーブルを直接本体に接続できるのです。
このような光変換は、これまで専用の高額な機器が発売されており、普通の人が簡単に導入できないようなものでした。光アイソレートの効果は噂で聞いて、うらやましいなあと思うことしかできませんでした。
しかしこの製品は、その機能を付属品という形で提供してくれたのです。すごいことです。
なお、写真の黄色の長い光ケーブルは、オーディオショップさんが付けていただけたもので、付属品よりも音が良くなるのです。ありがたいことです。

もうひとつの特徴は、いくつかのプラットフォームに特化したモード、エクスクルーシブモードがあることです。私の場合はRoonを使用していますので、Roonの排他モードを選ぶわけです。これは必須といってよいと思います。

使い方は、ZEN Streamを使用していた人ならば、取っつきやすいと思います。詳細機能はWEB画面から設定しておいて、あとは本体で操作できます。

代理店であるトップウィングの広報の方が、製品発表時の製品紹介で、内臓DACはおまけ程度と言われていましたが、いくつかのレビューを見るとおまけ程度ではなく、ちゃんと使えるもので音質もよいと書いてありましたので、私も試してみました。
しかし、うちの環境ではあまり面白い音に感じられませんでした。ちなみにアナログ出力のときはデジタルフィルターを4種類から選べますが、ビットパーフェクトで聴いてみたのでした。それで私としてはデジタル出力(同軸)で使っていこうということになりました。
使用しているDACはPS audio Digital LinkVというけっこう古いものですが、こちらの方が音質よく、魅力的なのです。低域のゴリゴリ感などなど。

ZEN Streamと比べてどうかというと、大きくレベルアップしており、S/N比、解像度、情報量、透明感、リアリティー(ピアノの音色やドラムの実体感など)などいろんな評価項目を思い浮かべても、ずっと上回っています。
曲の中の音量レベルが低い音などは、これまでの私の体験では、ヘッドホンで聴いてはじめてよく聴きとれるものだと思っていましたが、NEO Streamを導入したことによって、大音量を出さなくても埋もれずに聴き取れます。これは大変うれしいです。いかに音質がよいかという一つの指標かもしれませんね。

本体用の付属品としてはiPower2がありますが、光メディアコンバーター(opti box)の電源は普通のものなので、余っていた初代iPowerとiPurifier2を使用してみたら、音がなめらかになり音質が向上しました。

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うちのシステムはプアオーディオと言っていますが、この製品は決してプアではありませんね(笑) スピーカーがYAMAHA NS-F500ですので、これが現在のボトルネックになっているかもしれません。

しかしNEO Streamのおかげで、ずいぶんとシステムがグレードアップしました。
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2022年09月03日

ラジオとCDラジカセを買いました

自分で使用していたラジオと、親が使用していたCDラジカセが同時に壊れましたので、購入しました。簡単なレビューをしようと思います。

ラジオは、G Keniという知らないブランドのRX-BT168Sというものです。
CDラジカセは、Sony CFD-S401 です。

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まずは、ラジオから。

今時は「radiko」や「らじるらじる」があり、専用ラジオ機器の需要は減っていると思われますが、ネット配信では1,2分遅延があり、スポーツ中継などをリアルタイムで楽しみたい場合に不満が出てしまいます。
こういう必要性と、災害時用途として持っていたいというのが私が専用機を持つ理由になっています。

災害時用としてこのラジオを見ると、電池が使えるのに加えて、充電池が入っていてUSB充電と、特徴的な方法としてソーラーパネル充電もできるのです。これはおそらく災害時には大変重宝する機能だろうと思います。
試しにパネルを屋外に向けると、日中なら充電ランプが点り、充電中になることがわかります。夜間に部屋の電気の方向を向けても同様です。

ラジオとしての性能ですが、チューニングダイヤルを回す感触が良く、特にAMは合わせやすいです。FMはダイヤルを回していて受信ポイントをすぐ通り越してしまうこともあり、AMほどではありません。
受信感度は、AMもFMもとても良いです。

音質は1つのスピーカーからメリハリのある音が聞こえてきて、好印象です。

私は使わない機能ですが、USBメモリーやSDカードの音源を再生することが出来たり、ブルートゥース接続ができたりします。

3,000円くらいのものですが、満足度の高い製品でした。


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SonyのCDラジカセです。

CFD-S401は、12,000円くらいで買えるものです。
選んだ基準は、CDとカセットテープの音ができるだけ良くて、ラジオの受信感度が良く、できるだけ安いもので、というものでした。

はじめにCDを再生してみました。Donald Fagen / The Nightfly です。この価格の製品としては、音楽を大きな不満なく楽しめるとても良い音質だと思いました。カセットテープも同様でした。

ラジオは、チューニングをスイッチで選択するものなので、周波数がずれることはありません。これも受信感度が良く、落ち着いて聞けます。もちろんFMはアンテナで、またAMは本体の向きで調整する必要がありますが、それほどシビアではありません。

操作性は良いですが、高齢の人が使うには慣れが必要かな、と思いました。

横幅が30センチくらいと小型で出しゃばって無くて嬉しいし、繰り返しになりますが、音が良いので持つ喜びがあります。
後は、近頃の電化製品によくある故障をしなければ、というところです。
posted by kenn at 15:27| Comment(0) | 日記, 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月12日

PS Audio Digital LinkVレビュー

まず、こんな古いものを?と言われそうですが、入手して大変満足しましたので、レビューしたいと思います。

Digital LinkV(以下、DLV)はDACです。日本では代理店として完実電気さんがついて2006年に発売されています。今は2022年なので、かなりの昔の製品になります。3万円以下で入手しました。かなり古いので、実際に音を聴くまではとても心配でした。しかし、音を聴いてみると驚くことに今でも通用するものだ、とすぐにわかりました。ZEN DAC Signature V2をも上回っています。ちょっと信じられないくらいでした。当時の定価は本国アメリカでは1000ドルを切るくらい、日本ではおそらく13万くらいだったでしょうか。定価ベースでみればDLVがずっと上なのであまり驚くことはないのかもしれませんが・・
何にしましても前回の記事を裏切ることになってしまいそうです(汗)

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前面と天面にゆるやかな凹みがあります。当時はお金がかかっていたんだな〜と思います。意気込みも感じます。写真ではわかりませんが、奥行きがかなりあります。半分くらいは電源トランスが占めているようで、この製品の有利な点だと思います。

このDACは96kHzか192kHzに強制的にサンプリングされなおされます。どちらにするかはセレクトボタンで選びます。今の視点から言うとマイナスですね。Nativeかアップサンプリングか選べると現代的ですね。

DACチップは、TIのPCM1798DBというもののようです。デジタル入力は、同軸、オプティカル、USBがありますが、私は同軸接続しています。出力は我が家ではRCAです。本当はバランス出力を使ってみたいですが・・

マイナス面をもう一つ書くと、DSD音源をPCM変換したものを聴いてみましたが、若干不具合がありました。大まかに言って1分に1回くらい一瞬音がおかしくなることです。わかりにくい不具合ですが、ちゃんと聴いてればわかります。ビットレートの高さが原因ではないかと想像しています。しかし我が家で聴く音源はほとんどDSDがないので問題ありません。

次に肝心な音質について書きます。

Donald Fagen / The Nightfly
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これはあまりにも有名なアルバムですが、発表が1982年と古いです。しかし我が家の体験ではシステムがグレードアップするたびに音質の良さが発揮される非常に優れたアルバムだと思います。今回また良くなりました。平面的でなく奥行きや、実在感があります。解像度も高いので、Fagenとそのスタッフの音の魔術師ぶりが思い切り発揮されています。音数がとても多い音源ですが、空間表現が豊かなので分離よく聞こえます。


Olafur Arnalds / Sunrise SessionU
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Sunrise SessionUは今年発表の音源ですがTwitterで、あるマスタリングエンジニアさんが「めちゃくちゃ録りが良い」と言われていた音源で、音質評価のリファレンスにしても良さそうなものです。これはDLVの良さが端的にわかると言えるかもしれません。The Nightflyについて書いたことと重複しますが、この音源の引き込まれるような鮮やかな音のリアリティー、解像度、情報量、とりわけ空間表現が素晴らしいです。立体的なので楽しく聴けます。加えて言うと、このDACは、低域の再現力が高く低音の動きがよくわかります。

現代の視点で見ても、全帯域においておかしな所はありません。今まで聞こえなかった音も聞こえてきます。空間表現について繰り返し書きましたが、我が家のアンプも空間表現が優れていますので、相乗効果でさらに良くなりました。このおかげか、音楽に退屈しません。無機質的な感じがしなくて音色も良く、はっきりと好きなDACと言えます。様々なDACと比較していませんので、あまり具体的な音質評価でないことをお許しください。

昨年後半からずっと良いDACはないものかと思い続けてきましたが、思ってもみない拾いものをした気持ちです。今はこのDACに大満足です。あとは壊れないことを願うばかりです。
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2022年05月03日

ZEN DAC Signature V2レビュー再び

今年の1月に一度レビューを書いていますhttp://learnchords.work/article/485250419.htmlが、不具合のため交換してもらってから、改めて良さを認識していますので、再度レビューさせて下さい。

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初回のレビューの最後にES9038PROを積んだDACを購入したと書きましたが、これは中華のDACです。これは低域の解像度が良く低域の音がよく見えるという利点がありましたが、音楽全体として、ZEN DAC Signature V2(以下、ZEN DAC Sig.)の自然な伸びやかさや、音楽表現のうまさなど、全体としてかなわないと思い、早々に手放してしまいました。

ES9038PROという最高にハイスペックなDACチップを積んだものより、型番はわかりませんがバーブラウンのDACチップを積んだ4万円のDACの方が私にとっては勝っていたのです。iFiの音作りの熟練さですね。

Roonのアップデートでかなり音質が向上したことが最近あったのですが、それにもちゃんと対応して良くなりました。具体的には、音の精度が上がったような感じでした。

世には10万とか20万とかするDACも多いので、もちろん本当はそういうものを使用したいです。しかしZEN DAC Sig.を使っていて、実際何も不満が出てきません。比較試聴をしていないせいだとは思いますが・・・

音質評価は大方書いてしまいましたが、昔お世話になったオーディオショップの店長さんがたまに使われていた言葉、「この製品は音楽的だ」という評価がZEN DAC Sig.には当てはまるのではないかと思います。それだけ音楽に入り込めるのです。

余談ですが、交換してもらってからこれと接続しているZEN Streamの異常な発熱が治まりました。夏も安心です。

プアオーディオなので、この価格の製品をべた褒めしてしまいました(汗)
posted by kenn at 19:37| Comment(0) | audio全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年04月19日

平松愛理の4枚のアルバム

今でも時々聴いている、シンガーソングライター・平松愛理のアルバムを取り上げます。

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上左 1990年3rd My Dear
上右 1991年4th redeem
下左 1992年5th Erhythm
下右 1993年6th 一夜一代に夢見頃

私にとって平松愛理というとこの4枚になります。
同時に編曲家・清水信之と仕事上良いパートナーだった時期です。

こんな古いものだけれど聴きたくなるのは、優秀なシンガーソングライターであり、この頃は公私共良い関係だった清水信之との仕事が好調だったからと言えるかもしれません。こんなにも作品に影響するものなんだな〜と感慨深いです。
また、メロディーが理解しやすいところが長所でしょうか。

3rdアルバム収録の「部屋とYシャツと私」は大ヒットしていますね。さだまさしの「関白宣言」の女性版と言える歌詞ですね。ヒット曲が出ることは喜ばしいことですが、私にとってはあまり印象に残っていません。

職業シンガーソングライターとして、一流ではないかもしれませんが、プロだと思います。この頃は質も高かったと思います。
耳なじみ良いメロディーがたくさんあります。歌詞は、失礼を承知で言えば、職業的に文字を埋めるのが大変上手いな、と思うものもありますが、時に心から感心する歌詞もあります。

清水信之の編曲は、彼女との仕事では他のミュージシャンと比べると、あ〜これが彼の素なんだな〜と個人的に感じています。

ポップスとしてキャッチーな曲もあれば、とても心地良いバラードもあり、どちらも良いです。この振り幅の大きさと質の高さは大きな魅力です。

時を経ると、ポップな曲はもちろん良いですが、バラードがより浸みてきます。例えば、「あの日の忘れ物」「おやすみなさい」などです。

2015年発売のベストアルバム、シングル&バラード・コレクションも持っています。
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なかなか選曲が良く、リマスターもされていて、初めて聴く方にお勧めです。私もよく聴きます。


番外編
上記4枚に入っていない2曲を紹介します。
1993年発表のシングル「Single is Best!?」に収録の「螢の光もう一度」と同年発表のシングル「一夜一代に夢見頃」収録の「雨の日曜日」の2曲は、名曲だと思います。
「雨の日曜日」は後年、ベストアルバムに収録されたりしています。「螢の光もう一度」はここだけの話、AKB48「桜の木になろう」の元ネタだと勝手に思っています(笑)
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2022年04月14日

AKG K1000 復活(その二)

AKG K1000 復活!http://learnchords.work/category/11133414-1.htmlを書いてから何年経ったでしょう?
発売が1989年で、上記ブログが2011年という私にとって非常に長寿な製品です。
TwitterでMusic To Go! のささきさんがK1000の写真を挙げてみえたので、久しぶりにK1000を引っ張り出してきました。

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まず言っておきますが、右チャンネルが重低音でビビります。経年劣化ですね。
それ以外は問題ありませんでした。普通のポップスなどを聴くにはビビりはほとんどわからないレベルです。

今回、Nmode X-PW1 MKUのスピーカー端子につなぎました。スピーカー端子につなぐのがオーソドックスなつなぎ方というマニアックなヘッドホンです。普段はここに3wayスピーカー、NS-F500が接続されています。

NS-F500はだいぶ安価な製品です。3wayなのに。K1000より随分安いです。やはり値段のためか、K1000は解像度、密度感、情報量、実在感など上回ります。今聴いてもこの音質を出すというのには、驚きました。もちろん昔より上流が格段に良くなっているせいもありますが。

K1000はアンプから切断するのには途中の4pinプラグを外すだけですが、バナナプラグのスピーカー端子は毎回接続したり外したりしないといけないのは面倒ですが、しばらくK1000を楽しんでみたくなりました。ちょっとときめいています・・(笑)

2022年04月08日

Roon ユーザーとして

もう何年も前からRoonという再生ソフトを使用しています。
今さらRoonについて書いても、おそらく真新しいことは何も書けないことは承知ですが、毎日お世話になっているRoonについて書いてみたくなってしまいました。

サブスクリプションのTidal, Qobuzのどちらかまたは両方契約すると何千万曲という膨大な音源が聴き放題になります。
これらサブスクリプションだけでも良いかもしれませんが、Roonと組み合わせるとライブラリーの管理が非常に容易になり、利便性が圧倒的に良くなります。

音源情報が豊かで、アーティストやエンジニアなどの名前から膨大な情報にリンクされていて、そこで新たな音源を見つけ出すことも容易です。検索窓も付いていますし。
他にも使ってみて、これは良い、と思える機能がたくさんあります。
このような便利さは一度使ってしまうと捨てられません。

有益なアップデートもたまにあり、利便性や音質向上も進行しています。

なんと言ってもRoonは音質が大変優れていることは大事なことです。
Roonはただの再生ソフトの枠を超えて、再生機器にも大きな影響を及ぼしています。Roon対応を謳っている製品は数多く出ています。

我が家の場合ですと、Roon coreのインストールされたIntel NUCとRoon Bridgeとして機能しているZen Streamがあります。
coreとかbridgeとかマニアックすぎるので、他の方々の有名なブログを参照していただけたらと思います。

このようなRoon対応製品を使うことによって、本格的なオーディオグレードの音質になります。
今やRoonは、オーディオ製品と音楽産業を巻き込んでのひとつのムーヴメントであり、オーディオと音楽が好きな人にとってのとても優れた選択肢になっていると思います。

私のオーディオと音楽体験はroonと共にあると言っても過言ではありません。
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2022年04月04日

Bobo Stenson Trio / Cantando レビュー〜オーディオの喜び

スウェーデン生まれのピアニストBobo Stensonのピアノトリオの2008年8月25日発表のアルバムです。
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私はジャズはかじる程度で勉強中ですが、このアルバムはECMレーベルから出ており、音質良く、ピアノとドラムのオーディオ的喜びが得られるので、取り上げます。

この音源は、元々Twitterで見かけて聴いてみたところハマってしまったものです。
ジャズとしてどういう音楽かは、ジャズの専門家にお任せするとして、ピアノ・ドラム・ベースのトリオでシンプルに聞こえます。
私はいつもM-1, 3, 5, 6 ばかり聴きます。音源の音量が小さいので、ヴォリュームつまみをかなり回して聴きます。

ウッドベースなので、ピアノとドラムが前面に出てくる感じです。
このピアノとドラムがオーディオ的快感をもたらしてくれます。
ピアノは表現力豊かな精細な録音で、ドラムはピアノに比べたらやや控えめですけど、肝心な所でバシッと鳴ります。クラシックのパーカッションのドスンという音には叶わないですが、気持ち良いです。

オーディオ的かつ音楽的に楽しめる貴重なピアノトリオアルバムだと思います。
みなさんの音質評価が気になりますが、
ピアノトリオの私にとってのリファレンス的音質のアルバムになっています。
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2022年03月16日

Daft Punk / Homeworkレビュー

Daft Punkは、Guy-Manuel de Homem-ChristoとThomas Bangalterの2人で1993年にフランスで結成され、2021年2月22日に解散しています。

4,5枚のオリジナルアルバムを出しました。クラブ・ハウスミュージックのバンドです。
2013年の「Random Access Memories」が有名かもしれませんが、今回は1997年1月20日発表の1stアルバム「Homework」を取り上げます。

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私はクラブ・ハウスはこれ以外ほとんど聴かない門外漢ですので、レビューとして片手落ちかもしれませんし、語彙も持っていません。
でも、あまりによく聴くのでお許しください。YMOで音楽に目覚めた私にとってエレクトロニクス・ミュージックは親和性があったのかもしれません。

2人の写真を見ると、ナイーブな感じがします。こんな大ヒットを出すミュージシャンに見えません。
Random Access Memories(以下RAM)は良いですが、作り込み過ぎている印象があり、暑苦しくなってしまいます。Homeworkはそういう所はありません。
これを初めて聴いたのは昨年末くらいだったと思いますが、最初からカッコいい!となってそれ以来飽きずに味わっています。

これにヴォーカルはありません。おそらく主にヴォコーダーを使ったヴォイスが使われています。
なんと言ってもサウンドです。魅力的なエレクトロニクスサウンドで繰り返されるパッセージ。キャッチーなパッセージも多いです。音色にRAMのようなきらびやかさはありませんが、おいしい音なのです。
アルバムとしての統一感もあります。これだけのクオリティをアルバム1枚通して発揮できる才能と意気込みに感心します。
やはり私は語彙不足ですね。この音楽を語る適切な言葉を思いつきません。

書いていて、こんな駄文はどうでも良いから、とにかく聴いてみて!と言いたくなってきました。
音楽は聴かないと意味ないですものね。

ちなみに私は眠りの音楽としてもよく聴いています。それだけ私にとっては心地良いのでした。
posted by kenn at 22:57| Comment(0) | CD, アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする